ストークスティックが生み出す輝き 〜ソラマチ大道芸フェスティバル2025・体験コーナー2日目〜

ストークスティックが生み出す輝き 〜ソラマチ大道芸フェスティバル2025・体験コーナー2日目〜

ソラマチ大道芸フェスティバル2025、ジャグリング体験コーナーの2日目でした。

初日の様子や感じたことは、こちらにまとめました:

初日もたくさんの方にジャグリングを楽しんでもらいましたが、今日もたくさんの方が来てくれました!

そして迎えた2日目。今日もたくさんの方が体験に来てくださり、とてもにぎやかで楽しい時間になりました。

なかでも印象的だったのは──
二日連続で来てくれた方々の多さ!

こどもたちやご家族が、「昨日楽しかったから!」とまた足を運んでくださって、本当に嬉しかったです。

二日目となるみなさんは、とても意欲的。
明らかに動きが上達していたり、観客の視線を意識してポーズを決めたり、あるいはちょっとはにかみながらも笑顔で挑戦している様子が、何とも微笑ましかったです。

自分自身の経験を振り返っても、こういう瞬間って、確実に心の中に残る「後の力」になりますよね。
これからも、ジャグリングを楽しんでほしいなぁと、しみじみ思いました。

「できない」から「楽しい!」へ

今日、子どもたちの姿を見ていて、あらためて感じたことがあります。
それは──

ストークスティックは、すごく良い道具だなということ。

ストークスティックは、両端に房のついた棒を操作するジャグリング道具。一般的には「フラワースティック」とも呼ばれています。

でも、ストークスティックはその中でも「楽しむ」ことに特化して作られていて、特に初心者や子どもたちが最初に触れる道具として、とても扱いやすいのです。

たとえば、ある未就学のお子さんが、親御さんに連れられて体験にやってきました。
でも、道具を目の前にすると──

「できない……」

とぽつり。ちょっと後ろ向きな様子。

でも、やり方をシンプルに説明し、最初の動きをセットして一緒にやってみると……
ストークスティックが、棒の上で転がり出した瞬間、表情がパッと明るくなったのです!

その後は、ニコニコ笑顔で次々と技にチャレンジ。さっきまでの躊躇が嘘のようでした。

「失敗」からの立ち直りも

別の子は、できないことが悔しくて、今にも泣きそうな顔に。
その気持ち、すごくよくわかります。

そこで、いきなり難しい技ではなく、その基礎となる動きから練習してみることを提案。

すると──

できた!

表情がパッと晴れて、自信を取り戻し、練習もどんどん進んでいきます。
しばらくすると、さっき挑戦していた技も、少しずつ形になってきました。

「失敗しても大丈夫」
その実感と、そこから立ち上がったときの顔は、本当にキラキラしていて、こちらまで胸が熱くなります。

自分で見つけた技のよろこび

ストークスティックの面白さは、もうひとつあります。

体験のとき、私はあえてたくさんのことを説明しません。
最初の楽しみ方や基本だけを簡単に伝えて、あとはその人自身に任せます。

すると……
多くの人が、自然と自分なりの技を発見していくんです。

ストークスティックの操作性の良さが、偶然の動きを誘発しやすく、そこから「おっ? 今の動き面白い!」と、自分なりの遊びを見つけていく。

習っていない技を、自分の感覚で発見する喜び

その瞬間の子どもたちの顔の輝きったら、もう!

そして、技ができるようになると、自然と「誰かに見てほしい」気持ちが湧いてくるようで──

目配せをして寄ってきて、スッと技を見せてくれたり、技を決めたあとにバッチリとポーズを取って見せてくれる子も!

つい、拍手しちゃいますよね。

言葉がなくても通じる時間

中には、日本語が通じない子どももいましたが──
そんなときでも、表情や動き、笑顔でしっかり通じ合えるんです。

「楽しい」って、言葉じゃなくても共有できるんですよね。
本当に素敵な時間でした。

たくさんの笑顔、ありがとうございました!

今回は子どもたちのエピソードを中心にご紹介しましたが、
実際には、親子連れ、ご家族三世代、外国の方々、若者のカップルや友だち同士など、さまざまな方々にジャグリングを楽しんでいただきました。

年齢や言語を越えて、「一緒に楽しむ」という時間を共有できること。

その喜びを、あらためて感じた二日間でした。

ご参加くださった皆さま、ありがとうございました!

これからも、どうかジャグリングを楽しんでくださいね。