「壁」を乗り越えて上達しよう

「壁」を乗り越えて上達しよう

本日2/19は錦糸町ジャグリング教室でした。

みんな熱心にジャグリングに取り組んでいます。
それぞれ修得に時間がかかる技に取り組み、粘り強く練習に取り組んでくれていて、とても嬉しく思います。

そんな中、今日はそれぞれに「上手くなった!」と感じる瞬間があり、とても喜ばしいのです。

一方で依然として立ちはだかる「壁」も見られました。

何度も諦めずに挑戦するけれども、なかなか越えられない「壁」。

今回の記事では、そんな話を。

「できる」と信じること

陸上競技の話。

日本人選手は100メートル走で10秒を切れない「10秒の壁」と呼ばれるものが長らくありました。

1998年に10秒00の記録が生まれ、ようやく日本人初の9秒台が生まれるのに、19年かかります。そうしたらです。なんということでしょう!それ以降、何人ものひとが9秒台の記録を次々と出すようになったのです。

これは、日本人にも9秒台を出すことはできるんだ!と、大きなマインドチェンジがあったからだと言われています。

ジャグリングでも、同じようなことを感じます。

一昔前には、「そんなの無理!」と多くのひとが思っていたような技が、比較的短期間のジャグリング歴でたくさんのひとに修得されていることが多々見受けられいます。
個人的な感想で言うならば、デビルスティックを2本を使う技術に強く思います。最近は3本を扱うひともいますしね。まさに異次元に突入してるなぁ、と思います。

陸上競技と同様に、ジャグリングにおいても
「できる!」
と思える水準が上昇しているからこそ、全体としても技術のレベルが上昇しているのでしょう。

目の前にやってのけるひとがいる。

ならば、できない道理はない。

「できる」という確信が技術の向上をもたらします。

成功を体験することで変わる世界

とはいえ、全体として向上することと、個人が向上することには距離があります。

個人が向上するには、「できる」という確信を保つための執念めいたものが必要になります。そりゃ、失敗を繰り返し続けていたら、「自分にはできないのかも…」と弱気になったりしますよね。むしろ、それが当たり前のようにすら思います。

しかし、「できる」という信念の下に練習を繰り返すと、必ずできるようになるのです。

なぜそう言えるか。

多くのジャグラーを支えているのは、今自分の技術を生み出したのが、ジャグリングを始めた時から重ねてきた数々の「成功」だからです。それがジャグラーとしての芯をつくっている。

技術の修得には、数える気が起きないほどの「失敗」が埋まっています。それと同時に、失敗の先に「成功」があることも知っているのがジャグラー。それがジャグラーの強さだと思います。もはや、「失敗」は所謂失敗ではなく、ただの過程です。

そして、積み重ねた「失敗」の先にこそ広がる世界があることを知っている。

目標は最初は「壁」であったかもしれませんが、その壁を越えた先には、今までの「壁」は見えず、新しい世界が広がっているのです。

「壁」を利用して上手くなるために

一度「壁」を乗り越えてしまうと、その先の世界が見える。それはとても素敵な体験です。
そんな体験をするのに、大切なこと。

それは「壁」=目標の設定の仕方です。
そう、「壁」は自分で決められるのです。

目標の設定には、二つの要素があります。

  • 難易度
  • 時間

です。

どれくらいの難しさのことを、いつまでに達成するのか。

まずは大きな目標を立てましょう。
その後に、その目標を小さく分解する。

この時には、大切なのは
難し過ぎず、優し過ぎず。

全然できないのに、1週間で1万回ジャグリングできるようになるぞ!というのは、ハードルが高過ぎて途中で諦めてしまいがちですし、逆に簡単過ぎてもすぐに飽きてしまいがちです。

自分の実力を考えて、すぐにはできないけど、ちょっと頑張ればできそう!くらいを積み重ねるのが良いかと思います。

時間については、ジャグリングをする目的によって、自分で決めると良いでしょう。言うまでもなく、短い期間での目標設定の方が、達成のハードルは上がります。のんびり楽しみたいひとは特に期限を決めずに自分のペースで行うのが良いと思います。

適切な目標を定めて練習に取り組むのは、上達への早道です。

目標を利用して、是非とも楽しいジャグリングライフを送ってくださいね。

しんのすけ 錦糸町ジャグリング教室

毎月第一、三、五水曜日 20:10-21:30
よみうりカルチャー錦糸町
にて開講しています。

ジャグリングにご興味ありましたら、ぜひいらしてくださいね。