ちば大道芸にて、大道芸をさせてもらいました。
ちば大道芸では、00年代頃から度々大道芸をさせてもらっていましたが、気付くと10年以上ぶり?!の出演でした。
ちば大道芸の最後の記憶では、千葉駅は工事中でして…今日駅に着いたら駅舎が別物に。
そりゃ、駅から出るのに迷いますわ。
商店街の担当者さんは変わらずで、久しぶりにお会いできて、とても嬉しく思いました。
いや、本当に嬉しい。
この場所に立つと、それはまた変わらずで。
なつかしく、嬉しい。
大道芸自体は、風が強く思うに任せられず、もどかしさもありましたが、何よりこの場所にいられるのが、やっぱり嬉しいのです。
今日は、千葉の大道芸のドンとも名高く、ちば大道芸もコーディネートしている太平洋さんとご一緒させていただきました。

太平洋さんといえば、大道芸にとどまらず演芸の世界でも活躍されています。
私の中で「芸」を感じる大道芸人さんのひとりで、尊敬しています。
以前、太平洋さんにショッピングモールでのステージショーを依頼した時には、大道芸を数多く見ているモールの担当者さんが、その曲芸とともに、巧みな話術やステージの運びを褒めていました。
今日もさすがでした。
技ももちろんなのですが、通り行くひとたち、立ち止まった観客との、やりとりが絶妙で。
煽って盛り上げるのでなく、自然に良い空気をつくり出していました。
その場にいて、心地よかったです。
この感じ。
たっぷり吸い込みました。
最近、私は同じ場所で大道芸をすることが多くなっていました。
場所が変われば、空気も変わる。
毎回異なる方を迎えて行うのが大道芸でありますが、その場の空気は空間の要素によっても変わります。
いつもと違う環境で、今の自分の大道芸を感じてみたい、と思ったのが今回ちば大道芸にエントリーさせてもらった理由のひとつであります。
太平洋さんが、人通りが少なくなっていた最終回に、
—ピンチになると大道芸が、自分は面白くなるんですよ
というようなことを言っていました。
素敵な言葉だな、と思いました。
そうなんですよね。
予定調和でないから、大道芸は演っていても楽しい。
ここ数年、新しい環境で大道芸をすることがあまりありませんでした。
これからも、積極的に機会をつくって、いつもと違う環境でも自分の大道芸を見つめて行きたく思います。