大道芸とインバウンド 西郷像前にてヘブンアーティスト活動

大道芸とインバウンド 西郷像前にてヘブンアーティスト活動

GW後半の初日、上野恩賜公園西郷像前にて、ヘブンアーティストとして大道芸。
上野にはたくさんの外国人旅行客が訪れていました。

帽子を置いて、ジャグリングをしていると、そんな人たちが投げ銭をしてくれます。

その時にだいたい「ナイス!」と意思表示をしてくれる。
日本語の場合もあるし、ジェスチャーの時もある。
私は
「ありがとう」
と言う。
すると多くのひとは、はにかんだ感じで
「ありがとう」
と返す。

うれしくなる瞬間です。

そんな瞬間たちを反芻していると、自分が海外に行った時(一度しか行ったことないけれど)、簡単なやり取りで日本語で返されるとモヤっとしたのを思い出しました。
親切で日本語を使ってくれたのだとは思うのだけれど、さらに言うと、もしかすると歓迎の意味もあるのかもしれないけれど…今になって思うとあの時の気持ちは、なんだかこの場所に受け入れてもらえてない感じがしたからなのかもな、と今になって思います。

彼らは、「日本」を楽しみに来てるんだよな。

以前は、外国人の方がショーを見てくれている時には、無理やり英語を使っていました。
自分でもわかる変な英語なのですが、その方が伝わると思っていたんですよね。

けれど、最近は無理して英語を使うのを辞めました。

そもそもジャグリングは、見ればわかるものだし、それ以外の部分も日本語を使って演っていても大切な部分はきちんと伝わっているな、と感じます。

体全部で伝える気持ちの方が大切かもしれません。
そもそも、何語を使うかよりも「伝わる」ことが大切ですよね。

何より彼らは「日本」を楽しみに来ているのですから、しっかりと「日本」の日常風景を感じてもらう方が、楽しいのかもしれないな、と思ったり。
ありのままを感じてもらう。
日本人に提供するものと同じものをみせる、これもおもてなしであり、楽しさを提供する方法の一つなんだろうな。

大道芸をする時に、変に気負わずに、外国の方とのコミュニケーションを取れたらと思います。
日本でも良い思い出のひとつとなりますように。

…とはいえ、英語をきちんと使えることで伝わるものもあると思うので、最低限の英語は身につけたいな。そしたらもっと(私が)楽しいかも。