今夏の伊香保温泉石段街での大道芸、私の出番が終了しました。
伊香保温泉に初めて呼んでいただいたのが、2004年。以来、22年目の伊香保温泉での大道芸でした。
ここ数年、石段街は新しい風が吹いています。
かつて旅館だったところをリノベーションして、新しいお店が入って来ています。もちろん、老舗旅館や昔からの続くお店もあり、昔と今が絶妙にミックスして石段を彩っています。
一年ぶりに訪れた石段街。
帰ってきた!と思うとともに、街並みに漂う新しい空気にワクワクしました。
お盆休み期間ということもあって、石段街を歩くひともたくさん。
今まできていたファミリー層や中高年のご夫婦に加えて、若いひとたちがたくさんいたのが、印象的でした。まちが変われば、集うひとも変わる。
そんな今年の伊香保での大道芸。
私の出番は、8/13,14二日間、両日17:15からと20時からの2回公演です。
この二日間は、とても幸運なことに、良い天気に恵まれました。
伊香保は山に位置するためか、天気は気まぐれであったりします。今まで、夕方頃の雨に泣かされたことは何度もあります。そんなこともなく、全4回できたのは、まずうれしい。ラッキー!
伊香保温泉での大道芸は、私の中で、一年の中で節目になっています。
ここでいかに今のベストな自分を出せるか。
それが毎年の目標になっています。
22年ということは、芸人の道を歩み始めてからほぼずっとお世話になっていることになりますから、それは力も入るというものです。
そして、伊香保温泉での大道芸は、自分自身の今を感じる時間であったりもします。
今年の初めくらいから、ショーの方向を変えようと試行錯誤してきました。
今回の伊香保は、この方向性で良いのかの試金石でもありました。
帰途についた時のこと。渋川駅に送ってもらっている車中にて、お世話になっている石段街の方に
「初回は緊張してました?」
と言われました。
はい、してました。
試行錯誤の連続で、できる限り大道芸をしたものの、場所が変わればひとも変わる。
これで良いのかな
という不安もまだあったので。
けれども、一回目が終わって、自分の方向が間違えてはなかったな、と思えました。
今回、回を重ねて、だんだんと自信に変わり…とても楽しい時間でした。
最終回、ショー中にお手伝いしてくれた子が終わった後に
「来年も絶対くる!」
と力強く宣言してくれたのはうれしかったです。お父さんは、困ってたけど(笑)
伊香保はみんな夏休みで来てるので、盛り上がりやすいのは、毎年のことなのですが…
終わった後に、お客さんからかけてもらう言葉が、今までと質感が違う感じました。
やわらかい感じというか、親密というか。
けど、まだまだ楽しくできる。
私なりの楽しい時間を届けるべく
またこの一年、深めて行こう。

もう一つ言うと、伊香保温泉に来ると、石段街の皆さんが大道芸を応援してくれているのを感じます。
宿泊でお世話になる旅館の方は、宿泊しているお客様に積極的に大道芸があることを伝えてくれます。
石段街のお店の方々も、声をかけてくれます。
声をかけられる度に
「頑張ります!」
としか、私は言えなかったりするのですが、素直に「頑張ろう」と思うのです。
ひとりでなくて、みんなでこの「石段街で大道芸!」をつくっているんだな、つくってもらっているんだな、と強く感じました。
22年前は、自分のことばかり見ていて、気づいてなかったことのように思います。恥ずかしながら。
ほんと、頑張ろう。
それにしても、楽しかった。
ありがとう、伊香保温泉石段街。
来年も石段街で大道芸ができたら、うれしい。それはどうなるかはわからないけど、この一年も頑張ろう、磨いて行こう。
そんな場所があるのは、とても幸せなことだな、と思います。
ありがとう。